▲前菜の一品「下田サザエのサラダ仕立て」

「お造り 伊豆の柑橘を添えて」は、醤油のほかに、魚の味をダイレクトに楽しめる下田産の海塩やオリーブオイルが添えられます。伊豆を代表する金目鯛は塩で食べると甘みが増して、金目そのものの味を楽しめました。

▲この日のお造りは、左からミカンにのせられた金目鯛、マグロ、サーモン

牛肉のカルパッチョは、カリカリに焼いたパルメザンチーズを飾り、ミニトマトやレッドソレルが飾られます。バジルソースは控えめな味付けで、肉の自然な美味しさが口の中に広がります。お造りの塩や醤油などを少しだけつけての味変もおすすめです。

▲「牛肉のカルパッチョ 南伊豆野菜のジェノベーゼを添えて」

ディナー終盤は伊豆名物の金目鯛づくし

海辺のホテルらしく、メインディッシュは牛肉の後の金目鯛。さらに「金目鯛の釜めし」や、金目鯛を使った「魚介のスープ」が続きます。

「金目鯛の煮つけ」といえば、伊豆の名物料理。足のはやい金目鯛は、地元だからこそ味わえる伊豆の味覚。ほっこりと柔らかく、たっぷりの甘ダレも絶品です。ご当地の味を満喫しました。

▲タレが絶品「金目鯛の煮つけ」

ご飯は金目鯛の出汁で炊いた釜めしです。炊き上がりに30分ほどかかるので、タイミングを見ながら火をつけます。鯛の風味と上品な出汁の味。香ばしいおこげがアクセントです。

▲「金目鯛の釜めし」

釜めしのお供が「金目鯛のスープ」。奥行きのある金目鯛の出汁がたっぷり出ていて、ほのかな甘みも感じられました。

▲「金目鯛のスープ」

デザートはプチケーキや季節の果物、ニューサマーオレンジのゼリーが盛り付けられ、真っ赤なベリーソースが添えられます。

▲見た目も楽しい「シェフ自慢のデザート」

料理の最後にサッパリといただける「ニューサマーオレンジのゼリー」。伊豆では「日向夏」を夏の訪れを告げる果物として「ニューサマーオレンジ」と呼び、盛んに栽培しています。ジュースやジャム、お菓子にも使われる、伊豆らしいフルーツです。