すべてそろっている職場なんてないとわかっているから

わたしは20代に2回転職しています。今の職場も含めて、それぞれいいところ、大変なところがありました。今の職場でも、過去には激務で体をこわしかけたり、若干パワハラっぽかった上司と関係が最悪になり、ストレスで首の骨がズレてしまい動けなくなるなど心身ともに苦しんだことも。でも、それでも辞めることを考えるのではなく、辞めないままでどうにかできないかをまず考えるようにしました。

でも、仕事内容への愛はあるから

入社した当時は、ウエブサイト制作を担当していました。それもとても好きな仕事でしたが、会社のオウンドメディアを企画しインタビューし、執筆・編集する今の仕事はさらに大好きです。どこで働くかより「どんな仕事をするか」がわたしにとっては大事なので、これまで会社の大きな変化があっても、仕事内容が変わらない限りはそこまで動揺せず続けてくることができました。

さらに、今の会社にこれから挑戦してみたい仕事や異動したい部署があるから

今の仕事内容を担当するためにはそれまでやってきた職種を大きく変える必要があったので、まったくの未経験だったわたしはその準備に約10年かけました。そして、今もまだ「この会社を辞めるまでにはこの仕事をしたい」と思っているものがあるので、そのための努力を今もしています。

リモートワークができるから

コロナ禍をきっかけにフルリモートワーク(ときどき出社)に。これはわたしにとっては、とても大きな「会社を辞めない理由」です。自分の体調と相談しながら働けたり、子育てとのバランスがとりやすかったりするのもありがたいですが、なにより「直接人に会う機会が激減した」ことがわたしの心と体にとてもやさしい。毎日、ありがたい…と心の中で手を合わせています。

なかには、「人と会わない、会話がないことがつらい…」と「リモートワークではない会社」へ転職していった同僚もいました。でも、約4年続けてみて「とにかくもくもくと仕事をしたい」わたしには、この働き方がとてもあっていることがわかりました。