ナツキくん
 一緒に暮らす中で特に印象深かったのは、家族に構ってもらえなかった時に見せたかわいい行動。その日、就寝しようとしていた飼い主さんはナツキくんを構うことができず……。

 すると、暇を潰そうと思ったのか、ナツキくんは1階のリビングから2階の寝室までお気に入りのぬいぐるみを咥えて運び、ひとり遊びを始めたのだそう。

 愛猫の賢さも知れたその光景は、今でも飼い主さんの中で「微笑ましい思い出」として強く残っています。

◆実はドジっ子な一面も……

ナツキくん
 クールな性格とはほど遠いナツキくんは家族とスキンシップを取ることが大好き。甘えたい気分になると、飼い主さん夫婦の間を行き来し、交互に構ってもらっては満足そうな表情を浮かべます。

「ナツキは寝転がり方が雑。いつも、ドスンと倒れるように寝転がります。その姿が、とてもかわいいです」

 そう話す飼い主さんいわく、ナツキくんには意外とドジっ子な一面もあるよう。おうちでは階段を登る時などによく足を踏み外すため、飼い主さんは色んな意味で目が離せません。

 存分に甘え、伸び伸びと遊び、猫らしい気まぐれな生活を謳歌するナツキくん。そのニャン生がこれからもキラキラと輝きますように。

<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>

【古川諭香】

愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291