そのためインナーとジレ、またはジレとジャケットは同系色で馴染ませるとジレが浮かずにコーデにすんなり馴染みます。ライトベージュのジレに、アイボリーのカットソー、グレーやブラック同士の組み合わせも良いですね。
◆テクニック2:コンパクト丈のジレで収まりよく着る
この他、ジレの大きさや着丈にも注目を。
昨今ではオーバーサイズのジレをダボっとしたシルエットで着こなすのが流行っていますが、コーデバランスを整えるのが難しいのでジレ初心者さんにはあまり向きません。また、ロング丈のジレは体型カバーには役立ちますが、こちらも着丈が長いぶん存在感があるので、ジレが目立ってしまうので「オシャレぶってる感」の原因にもなり得るので気をつけて。
さりげなくオシャレに取り入れるなら、コンパクトな着丈のジレでトップスのように着るのが一番です。インナーはシンプルな半袖、上からコンパクトなジレをON。上半身を同系色でまとめれば、ジレへの視線が無駄に集中することなく、コーデ全体の完成度も高まります。
◆人の視線を一点に集中させすぎないのがコツ
ジレを着ているけれど、オシャレを無理に頑張っている感もない。そんな、さりげなさを表現するコツは、「配色合わせで目立たせないこと」と「過度に大きなシルエットを避けること」です。
つまり、人の視線をジレのみに集中させすぎない工夫さえできていれば、自然体なジレコーデに仕上がります。
ジレは気になるけど着こなしに自信がない……という方はぜひ、今回ご紹介したポイントを参考に、まずはお店で試着してみてくださいね。
<文&イラスト/角佑宇子>
【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105