女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2020年10月11日 記事は取材時の状況)

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 昔ほどではありませんが、子供の結婚相手の家柄や学歴が気になる親はいるようです。なかには釣り合わないと思い、反対こそしなくてもネチネチと相手に嫌味を言ったりするケースもあるそう。

「元カレの母親がまさにそのタイプ。私も一応大卒なのですが全国的な知名度はそれほどないため、知らなかったみたいなんです。そのせいかFランク大扱いされ、会うたびにバカにされていました」

義母、姑、彼ママ
写真はイメージです(以下同じ)
◆自分が知らない大学=三流大学と判断して見下す彼氏の母親

 そう振り返るのは、住宅メーカーに勤める林原香奈子さん(仮名・31歳)。母校は偏差値的にも中堅レベルで何度もそう伝えたそうですが、まったく信じてもらえなかったとか。かといって言い訳がましく受け取られるのも嫌だったため、途中からは説明することをあきらめてしまったといいます。

「お義母さんは私が住んでいた県にある国立大の卒業生。お義父さんや元カレをはじめ、親戚を含めてその大学の出身者が多いらしく、いつもそのことを自慢していました。

 国立大といっても別に旧帝大ではないですし、私の通っていた大学とレベル的にそう大差はないはずなのに。でも、地元国立大の出身ということで地元ではエリートとして見られるようで、プライドはものすごく高かったです。元カレは全然そんなことなかったのに……」

 当時、20代半ばだった香奈子さんは彼氏と同棲中。しかし、彼氏の実家も同じ市内にあったそうで、彼の母親はひんぱんに2人が暮らしていたマンションに訪れていたそうです。

「しかも、狙っているのか元カレがいない時間に来ることが多かったですね。自分の息子の前では優しい母親を演じていましたが、私しかいないときは口を開けば聞こえてくるのは嫌味ばかり。