九州産の乾燥野菜「HOSHIKO」の製造・販売を行う「HOSHIKO Links(ホシコ リンクス)」は、規格外トマトを新しい形に展開する「トマトロジープロジェクト」に取り組んでいる。
10月10日(木)には、ドライトマトを使った商品の販売を、熊本県熊本市にある「OMO5熊本(おも) by 星野リゾート」でスタートした。
5年間で、規格外トマト200トンをドライトマトに
近年、手軽さや長期保存ができることから、乾燥野菜の需要が高まっているそう。「HOSHIKO Links」の2023年の1年間の処理生産量は553t、2024年は800t(見込み)で、前年比145%と大きく伸びているという。
「HOSHIKO Links」では、見た目が不揃いであったり、完熟していたり、味や品質には問題がないものの市場に出せない規格外の野菜やフルーツを乾燥加工している。「規格外のトマトを新しい形に」と2018年に始めた「くまもとトマトロジープロジェクト」では、この5年間で、規格外トマト200トン=約100万個をドライトマトにし、キーマカレーやリコピンオイルなどに生まれ変わらせた(※1個200g換算)。
キーマカレーやトマト石鹸を販売
今回、「OMO5熊本 by 星野リゾート」で販売がスタートしたのは、「くまもとトマトのキーマカレー」「トマト石鹸」「くまもとトマトのバターサンド」の3商品だ。
「くまもとトマトのキーマカレー」は、「HOSHIKO Links」が製造している、熊本県産の玉ねぎ・キャベツ・にんじん・セロリ・小松菜・生姜・白菜と、熊本県産「くまもとりんどうポーク」、10種以上のスパイスを使用した、小麦粉不使用の本格キーマカレーだ。
このカレーソースを使ったパンのほか、手作り石鹸をつくっている南阿蘇「LADY BUG(レディバグ)」のくまもとベジソープ「トマト石鹸」、
「MO5熊本 by 星野リゾート」の近くにある「CAFE&BAR Neu(ノイ)」の、ドライトマトを赤酒などで煮込んでクッキーで挟んだ「くまもとトマトのバターサンド」も登場している。