特に大人世代が明るい眉を描くときはライトブラウンなどの色を取り入れることが多いのですが、これも昭和な印象に。特に白髪染めをして髪色を暗くしている人は、眉毛だけ浮いてしまってアンバランスになってしまうので気をつけましょう。
◆解決方法:黒髪にも大人肌にも馴染みの良いグレー系を選ぶ
とはいえ、髪色が黒だからとブラックで眉を描くとそれはそれで重たい雰囲気になってしまいます。そんな時は、グレー系のカラーを取り入れてみてください。グレーは黒とも相性が良いので、眉毛だけ浮いてしまうという心配もありません。
最近は、グレーとベージュを掛け合わせたグレージュや、アッシュタイプのグレーなどもあるので、それらを取り入れてみてください。明るい印象を与えることもできるし、今どき眉にも近づけます。
◆NG眉メイク3:下がり眉
平行に描くことを心がけると、なんとなく眉毛が下がってしまうという人もいるのではないでしょうか。これも気をつけたいポイントです。
いつも通り描いているのに下がり眉になってしまうという人は、おそらく加齢の影響を受けた眉毛周りの筋肉が原因です。若い世代があえて眉毛を下げて困り眉などを描いていますが、これはフェイスラインがキリッと上がっている世代だから映えるもの。大人世代がやると、なんとなく疲れた印象を与え、たるみを強調させてしまうので気をつけましょう。
◆解決方法:眉山を少しだけ外側にする
下がり眉対策に関しては、ヘア&メイクアップアーティスト長井かおりさんの著書『長井かおりからのお知らせです そのメイクの常識、ちょっと前に変わってます!』(講談社刊)に詳しく書かれていて、めちゃくちゃ参考になった方法があるのでご紹介させてください。
まずは眉山をしっかり描くというのがポイントではあるのですが、下がり眉を解決するなら、さらにひと工夫。同書には<「眉山を外側に平行スライドして3本描き足す」が正解。>とあります。これを参考に、眉山をいつもより(ペンシル1本分ほど)外側にスライドさせると、眉尻をそんなに下げることなく自然な感じに平行眉を描くことができました。