急成長NO.1の日本企業はファミリーマート

日本で最も急成長した企業はファミリーマート。2017年の売上115億ドル、時価総額127億ドルで、売上ランキングで882位、総合ランキングでは1093位だ。日本国内・国外でコンビニの運営を手掛けるほか、eコマース、クレカ、食品製造を含む店舗関連サービスを展開している。2018年3月1日の時点で、8の子会社および17の関連会社を所有する規模に成長した。

同社は1981年の設立以来、国外進出に積極的に取り組んできた。1988年には台湾、1990年には韓国、1992年にはタイに1号店を出店している。さらに2004年は中国と米国、2009~13年にかけてベトナム、インドネシア、フィリピンにも進出を果たした。2018年6月30日時点で国外店舗数は7060となった。

25ランクアップで米No.1に輝いたLiberty Expedia Holdings

米国企業で最も目覚ましい成長を見せたのは、2017年から25も順位を上げた Liberty Expedia Holdings。売上は2016年の16億ドルから106億ドルと驚異的な伸びを見せ、時価総額は23億ドルだ。

同社の主要資産は、オンライン旅行会社Expediaとその子会社Bodybuilding.comで構成されている。Expediaは「Hotels.com」「Travelocity 」「Hotwire」などの複数のオンライン旅行予約サイトを運営しており、これらのサイトを通した総予約件数は前年度比15%増の272億ドルに達した。

中国、米国以外でトップ10入りを果たしたのは、韓国のSK Holdingsだ。2017年の売上は825億ドル、時価総額は200億ドル。ソウルに本社を置くコングロマリット企業。石油精製業や通信事業を主力としているが、近年はテレコムやITサービス、エネルギー分野にも注力している。同社は2017年の利益を、前年の24億ドルから40億ドルへと倍増させた。

大手企業も複数トップ50入りしている。サムスンの総合事業会社Samsung C&T Corporationが17位、米国の電気通信企業Charter Communicationsが21位、無線やブロードバンド通信向けの半導体製品メーカーBroadcomが25位、Teslaが31位、Facebookが36位、Alibaba(阿里巴巴集団)が39位、JD.comが47位だった。

文・アレン・琴子(英国在住フリーランスライター)/ZUU online

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