「全然多くないし、これくらいみんな食べてるわ! って感じでした。まるで私が大食いかのような言い方で、すごく不愉快でしたね」

森林の回答・例えば彼氏とレストランに行った場合の話
 帰宅後、お風呂に入ったマイさんが湯上がりに冷たいものを飲もうと冷蔵庫を開けると、そこにあったはずのプリンがなくなっていたことに気づきます。一緒に食べようと彼が買ってきたもので、一人一個ずつあったはずでしたが……その両方がなくなっていました。

「プリンも別におごりじゃなくて、私の分のお金はちゃんと徴収されたんですよ。それもあって彼に訊いてみたら、『賞味期限ヤバかったから食べといたよ』って有り得ないですよ」

 まったく悪びれない彼の、「あんなに食べたのにまだ食べたかったの?」「カロリー計算とかしないの?」という発言に、ついにマイさんの不満は爆発。一気に険悪なムードになり、まもなく別れてしまったのだそう。

 その後、悔しい気持ちをダイエットにぶつけ、かなり体重を落とすことに成功。コンプレックスをひとつ手放して、とても楽になったと言うマイさんは、今では新しい恋人の前で食事を楽しめるようになり、お金のこともきちんと話し合えるようになったそうです。

<文/森田 奈々 イラスト/zzz>