「MISOVATION」は、ITや栄養学のテクノロジーを用いて、次世代型の味噌汁および味噌汁体験サービスを開発している。同社は、クラフト味噌汁の定期便「MISOBOX」を、9月30日(月)より公式サイトで販売中だ。
同社は、9月時点で日本各地の味噌蔵21社と提携。失われつつある地域の伝統の味を、オンライン×サブスクリプションサービスを通じて若い世代へ届けることで、日本の味噌文化の活性化を目指している。
新しい味噌汁体験を提供
「MISOBOX」は、「味噌の多様性と機能性をもっと知ってほしい」という想いで立ち上げられたサービス。
実は日本各地には約1,200の味噌蔵があると言われているが、そのほとんどが知られていない状況にある。そんな各地の味噌蔵で、日本酒・ワイン・クラフトビールと同じように、味・色・香りが異なる多種多様な味噌が作られているのだ。
しかし、国内の味噌市場は年々縮小傾向にあるそう。味噌蔵の廃業が相次いでおり、国内全体では、直近35年で400以上の味噌蔵が廃業したと言われている。
「MISOVATION」代表・斉藤悠斗氏は東京農業大学出身で、日本でも数少ない醸造学科のある大学だ。味噌蔵のOB・OGが多く、同氏はその繋がりから実際に日本各地の味噌蔵を訪問し、そして守るべき文化資産として、この状況を何とかしたいと感じたという。
一方、市場が縮小している味噌だが、味噌にはなんと40種類もの栄養素が含まれているだけでなく、発酵食品でもあり調味料を超えたスーパーフードとして近年注目されている。
同社は「MISOBOX」を通じて、「日本各地の味噌の多様性を楽しむ」「味噌汁で栄養状態を整える」、そんな新しい味噌汁体験を提供していくという。
「クラフト味噌汁」を定期的に届ける
「MISOBOX」は、日本各地で少量生産されており、スーパーなどで一般流通していない「クラフト味噌汁」を定期的に届けるサブスクリプションサービス。