山形県山形市にて建築の設計・施工からフードビジネスまでを展開するオオホリ建託は、山形県が誇る蕎麦文化と地元の豊かな地域資源を最大限に活かして和食の真髄を提供する「山形蕎麦 炙り 焰藏(えんぞう)」新橋店を、10月7日(月)より東京都港区にてリニューアルオープンした。

日本の食文化である蕎麦を継承していく

2013年にユネスコ無形文化遺産に登録され、世界的に評価されている和食は、食材の輸入依存率の高さという課題にも直面している。国内で消費される蕎麦粉は、約8割以上が輸入に依存しており、日本の伝統的な国民食であるにもかかわらず、国産の蕎麦を食べられる機会は非常に少ない。

山形県は、蕎麦の作付面積が全国2位、生産量でも全国4位を誇る蕎麦の名産地で、日本国内有数の蕎麦文化が根付いている。焰藏グループは、この豊かな地域資源を全国に広め、地域の活性化に貢献したいという強い想いから、2008年に「山形蕎⻨と炙りの焰藏」1号店を仙台一番町にオープン。現在では、山形県、宮城県、東京都に6店舗を展開している。


「焰藏」では、日本の食文化を継承していくことを掲げ、「大切な人と至福の時間を過ごしていただく」というテーマのもと、至高の蕎麦、最高の日本食文化を提供。山形県を中心に全国各地の生産者との連携により、生産工程、肥料や飼料、無農薬や有機栽培などにこだわった旬の季節食材を仕入れている。

最上級原種「最上早生」の十割蕎麦


蕎麦は、山形県の最上地方に位置し「日本で最も美しい村」連合に属する大蔵村で育つ、最上級の逸品とされる原種「最上早生(もがみわせ)」を使用。昼夜の気温差が厳しく、霧が多く発生する標高の高い地で栽培することで実が締まり、美味しい「霧下蕎麦」となる。山形県知事 最高賞を受賞した加藤和之氏が手がける最上早生は、焰藏グループのみで味わうことができる。

香りが高くこしが強い、無農薬の手打ち十割蕎麦に欠かせない水は、名水に選ばれている湧水を汲み、山形から東京へ運んでいるというこだわりようだ。