◆推し活にも飽き、次は婚活。だが現実は甘くない

アイドルオタクだけでは満足できず、時折ホストクラブに行く機会も作っていました。

30歳を超えると次々と友人がゴールインしていき、遊ぶ相手が減って退屈さを覚えていたからです。

もちろんお金は相変わらず、ご両親に頼り続けています。特にお母様とは共依存状態になっており「ずっと家にいてね」と言われていたほど!

けれども、カナエさんは35歳を過ぎて、はじめて自分に対しての危機感を覚えます。きっかけは、推し活仲間兼親友の女性が電撃結婚を果たしたから。

一緒に遊べる相手がほとんどいなくなり、徐々に追っかけにも飽きが来ていたので現実を見る気がやっと湧いたとのことです。

しかし、彼女は35年間彼氏ができたことがありません。一瞬友達以上恋人未満のような存在がいたものの、その恋は叶わずに終わりました。

「恋活」の前にいきなり「婚活」を始めたカナエさん。婚活アプリに登録し、街コンにも足を運んでみるのですが……。そこには厳しい現実が待ち受けているのです。(後編に続きます)

<文/たかなし亜妖>

【たかなし亜妖】

元セクシー女優のフリーライター。業界卒業後は一般企業へ入社。ゲーム制作に携わった過去を持つ。好きな物は漫画、アニメ、映画、美容、占い。そろそろ顔面課金額が数百万円を超えるとか。日刊SPA!等多方面で活躍中。

Twitter:@takanashiaaya