さて、NHK朝のテレビ小説『おむすび』も第8回です。第2回あたりでハギャレン(博多ギャル連合)への加入と総代就任を依頼された主人公の結ちゃん(橋本環奈)でしたが、日に日にその可能性は低くなっているようです。

 今回は、なぜ結ちゃんがギャル嫌い、カリスマギャルだったお姉ちゃん(仲里依紗)が嫌いなのかが明らかになりました。

 振り返りましょう。

■なんか男がわらわらしてきた

 前回、駅まで結ちゃんを迎えに行ったパパ(北村有起哉)をママ(麻生久美子)が諫めるシーンからスタート。パパはお姉ちゃんがギャルになったことを相当後悔しているようで、なんとしても結ちゃんのギャル化を止めたい様子です。そんな夫婦喧嘩の声を階下に聞きながら、結ちゃんは自室のベッドで「むかつく……むかつく……」と呪詛を唱えています。

 翌日、学校で同級生ギャルのリサポン(田村芽実)に「ねえ、やろうよ」と、お祭りでのパラパラ披露への参加を再び打診されますが、つれなく断ったりしている結ちゃん。ハギャレンのほうも不協和音が出始めており、やる気のないやつを入れようとするのが気に食わないタマッチ(谷藤海咲)は、ルーリー(みりちゃむ)に「あいつクビにせんなら、うちがハギャレンやめるけん」と言い放ち、先に帰ってしまいます。

 それでも結ちゃんの加入をあきらめきれないルーリーはリサポンとともに、海辺でたそがれる結ちゃんのもとへ向かいます。ここで、結ちゃんの本心が明らかに。

 結ちゃんがギャル嫌い、お姉ちゃん嫌いになった理由は、8年前、ギャルになった姉のことで両親の中が険悪になったことでした。結ちゃんにとってギャルは、家庭内の平和を乱す象徴だったようです。

 書道部では、イケメン風見先輩(松本怜生)が見事な横断幕を書き上げ、ますます結ちゃんを胸キュンさせていました。その様子を見ていた結ちゃんの幼馴染みで野球部の陽太(菅生新樹)はふつふつと嫉妬心を募らせ、夜な夜な結ちゃんの家を訪れると「試合でホームランを打つからしっかり見とけ」と告げます。その試合では、相手のチームに鬼怒川のカッパこと四ツ木くん(佐野勇斗)がピッチング練習をしています。今回はそんな感じ。なんか男がわらわらしてきた以外、特に展開はありませんでした。

■停滞感がすごい