作りたいデザインがあったとしても、生地幅が足りなかったり、素材とデザインが合わなかったりします。ああでもない、こうでもないと考えて、試行錯誤した結果、簡単なキャミソールとなりました。

完成したキャミソール
試行錯誤しながら完成したキャミソール
◆簡単にできるものでもないリメイク。ポイントは…

 なんてことはないデザインなのですが、縫製がまたひと苦労です。考えたら、こんなにスカスカのレース素材を縫うのは、これもまた初めて。試し縫いしたり、縫い直しをしたりと、見た目が簡単そうな割には、作るのに時間がかかりました。

リメイクしたキャミソールとジャケットのコーデ
誰でも簡単にできるものでもないリメイク。ポイントは…
 ひととおり服作りができる私ですらこれだけ大変なのですから、素人がもう既にある服から違う服を作るのはもっと大変なことでしょう。誰でも簡単にできるものでもないと思います。

 それでもリメイクするとしたら、ポイントは、まず大き目の古着を用意すること、切り替えが多いか、小さ目のパーツでできているデザインにすること、になるでしょう。作るのが簡単なのは、小さなクッションやポーチ、あるいはパッチワークでしょうか。

 また古い着物だったら、糸をほどいてもパーツが長方形なので、リメイクしやすいと思います。ミシンを使うのが面倒だったら、手縫いでもいいでしょう。

 もちろんそこまで完全なリメイクでなくても、裾丈を短くしたり、何か飾りをつける程度のことならもっと簡単です。最近はそういった、古着に何かしら新たにデザインを加えることをリデザインと呼んだりします。

古着のデニムと手芸用品
リメイクできるものがないか探しながら、リサイクルショップや古着屋を見て回るのも面白い※画像はイメージです
 手芸店は遠くなってしまったけれども、リサイクルショップや古着屋は身近な存在となりました。これからは、何かリメイクできるものがないか探しながら、リサイクルショップや古着屋を定期的に見て回るのもまた、一興ではないでしょうか。