そうした中、思わぬトバッチリを受けているのが2人の人気俳優という。

「制作が中止されたドラマには池松壮亮と浜辺美波がキャスティングされていたという話も浮上しています。2人とも数々の映画やドラマで活躍する人気俳優で、2026年放送予定のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』でも、それぞれ主要キャストの豊臣秀吉役、寧々役に起用されるなど存在感を放っています。その一方、共演した昨年公開の映画『シン・仮面ライダー』は話題作にもかかわらず興行収入が伸びず、一部では“戦犯”扱いされましたからね。とくに浜辺は小説が原作で、今年7月に公開された主演映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』もイマイチで、実写化作品との相性の悪さも取り沙汰されています。そのため、“カモネギがドラマ化されていたとしてもこの2人なら……”といった厳しい声もインターネット上などでは見受けられます」(同テレビ誌ライター)

 ここまで来るともはや言いがかりとも思えるが、芸能ジャーナリストの竹下光氏もこう話す。

「そもそも、今回制作が中止されたドラマの原作が“カモネギ”なのか、2人が出演する予定だったのかもハッキリとはしていないですし、放送もされていない作品に関してとやかく言われるのは、人気俳優とはいえあまりにも酷ですよね。それに、制作陣ではなく、キャストが実写化作品に対する批判の矢面に立たされる風潮は昔からありますが、それもどうかと思いますが……」

 もはや日テレの実写化ドラマはお蔵入りになっても波紋を広げる存在となっているようである。