英スコットランド議会が24日、生理用品を国民に無料提供する法案を可決。貧困により生理用品が購入できないという問題を撲滅する第一歩となりました。

■生理用品が無料に

生理用品の無料提供が法的に認められたスコットランドでは、今後学校をはじめとする公共施設で生理用品を入手することが可能に。

提供は各自治体や教育機関が行うこととなりました。

生理用品を購入するお金は馬鹿になりません。世界には貧困が原因でナプキンやタンポンを購入することが難しい女性もおり、近年大きな問題として度々議題に上がっていました。

■見逃せない貧困問題

「格差」に対する統計によると、スコットランドでは約20%近くの人口が相対的な貧困状態にあるとのこと。

政府はこれまでも生理用品の無料提供を推進してきましたが、法案として可決されるのは世界でも初です。

自治政府のスタージョン首相は法案の可決を受けて、公式ツイッターに「スコットランドが世界初の生理用品無償提供国となることを誇りに思う」と心境を明かしています。