NHK連続テレビ小説『おむすび』も第2週。サブタイトルは「ギャルって何なん?」ということで、今週は“ムスビン”なるギャルネームを頂戴した結ちゃん(橋本環奈)がギャルについてお勉強していく週になりそうです。

 ハギャレン(博多ギャル連合)総代への誘いはなんとか断ったものの、ギャル4人とお友達になった結ちゃん、今回は、先週展覧会デートをすっぽかした書道部のイケメン・風見先輩(松本怜生)への謝罪からスタートです。

 振り返りましょう。

■やっぱり怪しい風見先輩

 先週末、天神で開かれていた展覧会に誘われ、結果的に2人きりでのデートとなった結ちゃんでしたが、道中、そこらへんにぶっ倒れているギャル・スズリン(岡本夏美)を発見。困っている人がいたら助けずにはいられない結ちゃんですので、先輩をその場にほっぽらかしてスズリンの救助に駆け付けました。

 別に「知り合いが倒れてたから助けに行く」って先輩に言えばいいところですが、ギャルと知り合いだと思われたくない結ちゃん、黙ってその場からいなくなってしまいました。

 後日、そのことを風見先輩に謝罪しますが、風見先輩はイケメン風を吹かせながら「その人が無事ならよかった。展覧会なんかいつでも行けるけん、また機会あったら行こ」とにっこり。結ちゃんは、ますます風見先輩の虜になっていくのでした。

 穏やかで優しくて、気遣いができて、顔面が美しい風見先輩。これ、今のところどういう人物か把握しづらいんです。ドラマが「完全無欠のイケメンってこういう人だろ」と言いたいのか、何か裏があるのか。いやたぶん裏はないんだろうけど、それにしちゃ不自然に穏やかすぎるんだよな。宗教とかDVとか変な性癖とか、風見先輩を見ているとそういう言葉が勝手に頭に浮かんできちゃう。朝ドラだし、そういうことはないんだろうけど。

 それはさておき、結ちゃんのケータイにルーリー(みりちゃむ)から「緊急招集」のメールが届きます。緊急の招集ですから、何か大変なことが起こったと1時間近くかけて天神のいつものゲーセンに駆け付ける結ちゃん。しかし、相手はギャルなのでただ招集をかけただけでした。ギャルの間には「仲間が呼んだらすぐ駆け付ける」という掟があるんだそうで、図らずも結ちゃん、その掟を守ってしまいました。ちなみにそのほか、「他人の目は気にしない、自分が好きなことは貫け」「ダサいことだけは死んでもするな」というのがあるんだそう。結ちゃんは心中「しょーもな」と吐き捨て、ギャルたちに対して「友達になるのはいいけど、絶対に誰にも言わないでください」と念を押します。仲間だと思われたくないみたい。