三戸町役場では、来庁者の待ち時間の短縮化や、申請書などへの手書きの煩わしさ解消による利便性向上、人手不足をカバーし得る行政サービスの効率化を課題としていた。

2023年度より、申請書の記入支援など、窓口業務改革を検討。複数のサービスを比較検討した結果、「AIさくらさん」の導入を決定したのだそう。

「書かない窓口」事業の一環として「AIさくらさん」を導入し、マイナンバーカードを利用した申請書記入サポートによる待ち時間の短縮と手書きの省略化、そしてAIアバターの接客による総合案内により、行政サービスの効率化を図ることとした。

ティファナ・ドットコムのあゆみと今後

ティファナ・ドットコムは、「WebとAIの力で世の中を笑顔にする」を企業理念として掲げ、企業や自治体のDX推進をサポートしている。

2000年の設立以来、Web制作事業を中心に、あらゆる業種業態のWebサイトの制作を手がけてきた。その経験を活かして人工知能(AI)の開発に取り組み、2016年10月に「AIさくらさん」をリリースした。

同社は、今回の三戸町での「AIさくらさん」導入を皮切りに、2025年度までに全国100自治体への導入を目指す。導入後は、利用状況や住民の声を基に継続的な改善を行い、さらなる機能拡張を予定している。

三戸町での「AIさくらさん」導入による行政サービスの効率化と、全国での行政DXの広がりに注目したい。

ティファナ・ドットコム:https://www.tifana.ai

(Higuchi)