スナックレモネードが、エフェクチュエーション理論を基にした実践スクール「エフェライフ講座」から、「ときめく目薬ケース」が誕生したことを発表。現在、クラウドファンディングサイト・CAMPFIREにて、「ときめく目薬ケース」を販売中だ。
柔軟に行動を変えて、新しい機会を創出
エフェクチュエーションとは、限られたリソースや不確実性の中で意思決定を行う際の起業家的アプローチのこと。従来の目標設定型(コーゼーション)とは異なり、手持ちのリソースを最大限に活用し、状況に応じて柔軟に行動を変えることで、新しい機会を創出する。
このアプローチでは、事前の計画よりも行動と実験を重視し、許容可能な損失の範囲内でリスクを管理しながら、協力者と共に未来を共創していくことが特徴。スナックレモネードでは、この理論の実践を学ぶ「エフェライフ講座」で、受講生が「自分にとって意義のあること」と「周りから『ありがとう』と言われるもの」を生み出すための練習を行っている。
眼科医・土田香菜氏が患者のために構想
「エフェライフ講座」から誕生した、「ときめくシリーズ」第一弾の「ときめく目薬ケース」は、眼科医・土田香菜氏が患者のために構想し、多くの協力者と共に作り上げた作品。土田氏の「目薬を使うことをもっと楽しくしたい」という願いに共感した仲間たちが、自発的なパートナーとして、利益(見返り)ではなく、損失(無理なくできる範囲の協力)にフォーカスして協力し、プロジェクトを進めてきた。
「ギブ」が重なることで思いがけない結果が生まれる、というエフェクチュエーションの原則が、この「ときめく目薬ケース」プロジェクトで見事に実現しているという。
眼科医・土田香菜氏は、2009年にヒルサイド眼科クリニックを開業。1人でゼロからのクリニック開業を経験し、心理的安全性のある医療経営の手法を手探りで身につけた。
クリニックは直近3年間離職率ゼロ。効率的なクリニック経営を日々研究、実践しており、女性が働きやすい職場作りのアドバイス経験が豊富だという。