小学校入学を控えた今、取り組んでおくこと
小学校入学まであと少し。お子さんはワクワクしていることでしょう。しかし、あの重~いランドセルを背負っての登下校、それに時間の区切りも今までとはガラリと変わります。
入学に向けてのポイントを参考に、もう少し練習できることはないか確認しておきましょう。
[1]早寝・早起き
[2]時計が読める
[3]朝の身支度
[4]名前を書く練習
[5]あいさつ
[6]和式トイレの練習
[7]伝えたいことを伝える練習
[8]自分で登下校の道を歩く
[9]小学一年生は交通事故に要注意
[10]不審者対策
[1]早寝・早起き
子どもにとって、やはり緊張する初めての学校生活。早寝・早起きを習慣付けて、身体リズムを整えておきましょう。早起きできれば朝食もしっかり食べることができ、排便もスムーズになるはずです。
登校時間から逆算して、朝の身支度の時間を考え、起きる時間を想定しておきましょう。「明日は何時に起きる?」と声をかけることで、起きる時間を自覚できるように促していくことも重要です。
[2]時計が読める
就寝、起床の時間も含めて、お子さんが時計が読めるようになると行動の見通しが分かりやすくなります。小学校では1コマが45分単位になり、その間の休憩時間は5分だったり10分だったり、まちまちです。
時計を読めるようになり、「あと〇分」が分かるようになると、自分で判断して行動できるようになります。自信にもつながりますので、できるだけ読み方の練習をしておきましょう。
[3]朝の身支度
着替えは自分でできるでしょうか。季節や天気によっては、防寒具も身につけて登校する必要があります。学校に着いたら、身につけていった物を自分で畳んで収納しなくてはなりません。
また、学校では体操服に着替えるときもあります。幼稚園や保育園で、床に座って着替えているお子さんも多かったかもしれませんが、できるだけ立った姿勢で素早く着替えられるようになるのが理想です。
今のうちにできるだけ「自分で着脱。脱いだものは片付ける」を練習しておきましょう。身の回り品にしっかり記名しておくこともポイントですね。
[4]名前を書く練習
学校では、自分で自分の名前を書く機会が圧倒的に増えてきます。自分の名前だけでも読めるように、また、ひらがなで書けるように練習しておくと自信につながります。
自分の名前を書けるようになると、ほかのひらがなやカタカナにも興味が湧いてきますよ。
[5]あいさつ
あいさつはコミュニケーションの基本です。家族みんなで、さわやかなあいさつをかけあって練習しましょう。
また、自分の名前を愛称ではなく正式に伝えられるでしょうか。初めて出会うお友達に聞かれたとき、ちゃんと答えられるように練習しておきたいですね。
[6]和式トイレの練習
説明会で小学校のトイレの形式について話があったと思います。多くの小学校で洋式トイレが導入されていますが、和式のトイレが残っている校舎もあるかもしれません。
体育館に設置されているトイレが和式のまま残っていたり、遠足で出かけた先で和式のところしかないという可能性もあります。ショッピングモールなどの店舗で和式トイレを見つけたら、ぜひ練習しておきましょう。
[7]伝えたいことを伝える練習
お子さんは、トイレに行きたいとき、「トイレ~」と言っていませんか。ちゃんと「トイレに行きたい」と文章で伝えられるように練習してみましょう。
また、同じくらいに大切なのが、「して欲しくない」と伝えることです。「やめて」の一言でも伝わりますが、やわらかい伝え方も学びましょう。
[8]自分で登下校の道を歩く
家から学校までの通学路を、お子さんといっしょに歩いてみましょう。子どもと一緒に歩きながら、危険箇所の確認や交通量を把握しておきます。
できれば登下校の時間帯にチャレンジしてみたいですね。ランドセル姿の小学生を見かけると、頑張ろうという気持ちも伸びてくることでしょう。
[9]小学一年生は交通事故に要注意
歩行中の交通事故は小学1年生がもっとも多くなっているようです。「公益財団法人 交通事故総合分析センター」のデータ(2016年)によると、人口10万人当りの死傷者数は、7歳児(新一年生)が最も多く、全年齢層の約3倍にものぼります。
死傷事故は、家から1km圏内の小学校や遊び場といった近所で多く発生し、登校時にあたる7時台と下校時以降の14~18時台に集中しています
また、緊張感がある4月よりも、ちょっと学校に慣れてきた5月、6月以降に交通事故が増える傾向にあるといいます。小学生が交通事故にあうケースの多くは、飛び出しや信号無視、安全確認不足など、本人の交通ルール違反が原因となっています。
特に「飛び出し」が一番多いことも判明していますので、通学路の注意すべきポイントを事前に確認しておくことが重要です。
【事故が起きやすいのはこんな場所!】
・ 歩道にガードレールがない通り
・ 信号機がない横断歩道や交差点
・ 車が走行する路地
・ 道幅が狭いところ
友達とのおしゃべりに熱中してしまったり、持ち物を振り回しながら歩いていたり。子どもたちは一つのことに集中してしまうと他が見えなくなることもよくありますし、ぼんやりしながら歩いてしまうこともあります。
お子さんの性格に合わせて、危険なポイントを見つけ出しておきましょう。