建築家の上林剛典(かんばやし・ごうすけ)氏が代表取締役を務める「PLAT(プラット)」は、10月6日(日)、駒沢公園に隣接するエリアにクロワッサン専門店『PLAT』をオープンする。
駒沢公園にスケールアップしてオープン
『PLAT』は、建築家の上林氏が、2019年4月に三軒茶屋にオープン。本業である建築事務所のアトリエにお店を併設することによって、建築家として建物を完成させて終了ではなく、実際に建物が使われる中で得られるフィードバックを、常にインプットすることを目的とした実験的な試みとして運営されてきた。その中で、本格的なクロワッサン専門店として高い評価を得ることができたという。
今回、その進化系として駒沢公園に隣接したエリアへ移転することになった『PLAT』は、テイクアウトがメインだった三軒茶屋からスケールアップ。一貫して空間と商品のクオリティーにこだわっている。
焼き上がりの時間を知らせることでなるべく焼き立てを提供できるような工夫をすること、クロワッサン専門店の隣にシームレスな建築事務所を構えることによって、建築と食が同時にまちにひらかれることを変わらず意識しているという。
三軒茶屋では道に面して構えていた店舗は、駒沢公園ではファサード部分にテラス席を設置した。アプローチを設け、まちとお店の間をつくり、そこでも寛げる居場所をつくった。
また、店内にはイートインスペースを常設。まちからテラスを通って室内にいく導線によって、来店する人々の気持ちが高揚する空間づくりを意識しているという。
クロワッサンをはじめとした商品を用意
では、商品をチェックしていこう。
とびきり美味しくて、どこまでも自由なクロワッサン。こだわったのは美しく幾重にもなる層が生み出すさくっもちっとした食感。国産石臼挽粉をブレンドし、少量のハチミツときび砂糖のみを甘味として使用することで、小麦本来の優しい甘みとバターの深いこくが際立つ生地を生み出している。アトリエ兼店舗に整然と並ぶ個性豊かなクロワッサン達には”自由な発想でクロワッサンを楽しんで欲しい”そんな思いがこめられているという。