投資信託の購入はタイミングよりも継続的な購入が良い?

多くの投資商品と同じように、投資信託も「安いときに買って、高いときに売る」ができれば利益を上げることができます。

ただ、その購入タイミングを図るのはプロでも難しい面があります。そこで初心者に適しているのがタイミングを計って購入するのではなく、一定期間ごとに同じ金額を継続して購入し続ける「積立投資」です。

ドルコスト平均法で時間分散を

「ドルコスト平均法」は一度にまとめて大きな金額を投入するよりも、複数回に分けて時間を分散させて少額ずつ購入していく方がリスクを抑えられることを利用した投資手法です。

毎回同じ金額を複数回、投資していくということは、投資信託の基準価額が高いときは少ない口数を買って、基準価額が低いときは多くの口数を買うということです。あえてタイミングの判断をせずに、毎月自動的に一定の金額を積み立てる設定をしておくだけで、カンタンな上に“高値づかみ”のリスクを抑え、安いときの“まとめ買い”もできます。

ドルコスト平均法は何年、何十年とコツコツ積み立てていくことでより効果を発揮するようになります。投資信託は、(株の)デイトレードのように短い時間で売買を繰り返して利益を上げるような投資ではなく、中長期投資に向いた商品のため、この方法との相性が良いのです。

投資信託を購入できる金融機関は?

投資信託をいつ購入するのかという購入タイミングと同様に、どこで購入するのかも重要なポイントです。投資信託は、銀行や証券会社に投資信託の口座を作って取引します。どの金融機関を選ぶかによって、選べる投資信託の種類、利用できる比較ツール、受けられるサポート、手数料などが異なります。

例えば、

  • 自分は「保守型」「積極型」など基本的な投資方針を選ぶだけで、あとの細かい配分などは金融機関にお任せできるサービス
  • 「運用コストが低い」「リスクが低い」「特定の分野に投資したい」といった自分の希望に合う投資信託を検索できるサービスなど

初心者でも取り組みやすい環境を整えている金融機関を選ぶのも1つの方法です。

基準価額だけでは投資信託の買い時は判断できない

基準価額は投資信託選びのときに必ず目に入る数字だと思いますが、その数字をもとに割安か割高かを判断することはできません。そのほかの指標も確認して判断するか、もしくは判断が難しければ、毎月一定の金額を購入し続ける方法も検討してみましょう。

提供・UpU

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