ALL REVIEWSは、新しい形の書店「PASSAGE RIVE GAUCHE(パサージュ・リヴ・ゴーシュ)」を、10月1日(火)に東京・神楽坂の東京日仏学院内にグランドオープンした。同店は、東京・神田神保町で3店舗を展開するシェア型書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」の新たな挑戦となる。

シェア型書店「PASSAGE」について

ALL REVIEWSは、書評アーカイブWEBサイト「ALL REVIEWS」を運営するほか、世界一の本の街・神保町にシェア型書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」「PASSAGE bis!」「PASSAGE SOLIDA」を展開している。

シェア型書店は、様々な分野の専門家や文化人を含む本の愛好家たちが「棚主」となり、それぞれが独自の視点で選書した本棚を設置する、新しい形態の書店。来店者は、多様な視点から厳選された書籍に出会うことができ、棚主の世界観や専門知識を通じて新たな本との出会いを楽しめる。

「PASSAGE」では本を愛する人なら誰でも棚主になれ、フランス文学者の鹿島茂氏が総合プロデュースを手がけている。主な棚主は、柴田元幸氏(翻訳家)、豊崎由美氏(書評家)、島田雅彦氏(作家)、俵万智氏(歌人)、中江有里氏(俳優)などで、個性溢れる選書の並ぶ書棚が驚きと発見を提供している。また、定期的にトークイベントや読書会を開催し、棚主と読者、読者同士の交流を促進。出版・書店業界が楽しくあり、持続可能性にあふれる世界を目指している。

パリと東京、二都市の文化が交差する場所


今回、フランス大使館より誘致を受け、4号店「PASSAGE RIVE GAUCHE」を東京日仏学院内にオープン。神保町で培ってきた「本を愛する人々の集う場所」という理念を、フランス文化との融合によってさらに進化させた空間に仕上げている。


1952年に設立された東京日仏学院は、フランス外務省が世界各地で展開する文化施設ネットワークの一つで、フランス語教育の中心地としてだけでなく、日仏文化交流の拠点として長年にわたり重要な役割を果たしてきた。図書館やメディアテーク、展示スペース、劇場を備え、語学講座からアート展、映画上映会まで多彩な文化プログラムを提供している。