変化05|披露宴の演出に個性が光る
私たちの親世代の結婚式と比べると、今どき結婚式は披露宴の演出に関してもよりバリエーションが豊富に。なかには新郎新婦のおふたりの個性が光る素敵な演出もあり、より結婚式に参列する楽しみが増したように感じます。
例えば昭和時代の結婚式だと、結婚式のフィナーレで両親に向けて手紙を読むのは花嫁さまだけでした。しかし今どき結婚式ではご新郎さまも両親に向けて感謝の気持ちを伝えたいとの思いから両親に向けて手紙を読むケースも増えています。
子どもたちの結婚式に参列するご両親目線で見ると、新郎と新婦の両方が主役になれる結婚式って「良いな」と思えるんじゃないかな。と思います。
変化06|衣裳の種類と着数が異なる
私たちの親世代の結婚式では、和装も着ることが必須とされていました。そのため結婚式では2~4回程度、お色直しをするのが当たり前。また衣裳の色は赤や青、黄色、紫など、とにかく派手で目立つ色が多かったそうですよ。
しかし、今どき結婚式では、多くの花嫁さまがお色直しは1回を選択。多くても2回程度で3回、4回も衣裳直しをする花嫁さまの話しはあまり聞きません。また結婚式では必ずしも和装を着る必要はなく、一着目にウェディングドレスを選び、お色直しではカラードレスをお召しになる花嫁さまも多くいらっしゃいます。
また今どき結婚式では衣裳のカラーバリエーションがとにかく豊富。グレーやブラックなど、昭和時代の結婚式では考えられなかったようなお色の衣裳の展開もあります。
昔と比べると結婚式で着用する衣裳の数は減ったもののバリエーションが増えたので、今どき花嫁さまはより自分好みのドレスで結婚式当日を迎えられるようになったのでは?と思います。
変化07|結婚式のスタンスが異なる
私たちの親世代の結婚式披露宴では、新郎新婦のお披露目をするのが一番の目的。おふたりを見てもらうことを最も重要視していたため、披露宴の進行そのものも決められた進行に沿って行うことが多かったそうですよ。
一方で今どき結婚式では、おふたりのお披露目というよりは、おふたりから大切なゲストのみなさまに感謝の気持ちを伝えることに重きを置く傾向があります。つまり今の結婚式ではゲストとの触れ合いを大切にしているのです。
私たちの親世代の結婚式と今どき結婚式ではそもそもこの結婚式のスタンスが異なるため、新郎新婦にかかる結婚式の準備の負担にも違いがあります。今どき結婚式では、新郎新婦揃って準備に取りかかるのが一般的ですが、昭和時代の結婚式は進行が決まっている分、新郎新婦にかかる準備の負担は今より少なかったようです。
変化08|仏滅への価値観
私たちの親世代の結婚式では、今以上にお日柄に強くこだわる人が多く、仏滅に結婚式を挙げるのは避けるべきだと考えられていました。
しかし今どき結婚式では昔ほどお日柄に強いこだわりを持つ方が少なくなったこともあり、あえて仏滅に結婚式を挙げるカップルも一定数いらっしゃいます。この場合は、各結婚式が用意する仏滅プランなどを活用することで、結婚式にかかる費用そのものを落とす目的があるようです。
結婚式の在り方は本当にさまざま
以上、本日は私たちの親世代の結婚式と今どき結婚式の違いをご紹介しました。改めて振り返ってみると、今どき結婚式の方が自由度が高く、新郎新婦らしさを存分に表現できるようになったことが伺えますよね。
親世代の方にとっては自分たちの時代の結婚式とは異なるところも多く、もしかすると最初は戸惑う場面もあるかもしれません。しかし、子どもたちから結婚式のアドバイスを求められた際は、親世代として今どき結婚式は自分たちの時代の結婚式とは異なることを念頭に置いた上で、適切なアドバイスをしてあげられると良いですね。