男子体操の美しさに一度魅せられてしまうと、その美技と芸術性を手放しに讃えずにはいられなくなる。

引退記念メモリアルブック「内村航平 ~新たなる航海へ~」(文化工房)
引退記念メモリアルブック「内村航平 ~新たなる航海へ~」(文化工房)
 日本代表選手として、オリンピック4大会で合計7つメダル(金メダル3、銀メダル4)に輝いた内村航平の歴史的偉業は、2008年の北京オリンピック以来、いまだに語り継がれている。

 そんな彼が2024年開催の夏季オリンピック、パリ大会では、アスリートナビゲーターとして現地から熱いコメントを送ってくれている。現役選手としてもナビゲーターとしても内村航平は、なぜ神がかり続けることができてしまうのか?

 イケメン研究をライフワークとしながら、男子体操ファン歴15年以上のコラムニスト・加賀谷健が、解説する。