なぜ言ってもいないことを放送されてしまったのでしょうか!?

「制作会社の人が、青森がルーツだったら面白いと思ったのではないでしょうか。どうせテレビなんて真面目に見ている人はいない、教育番組じゃないし、と考えているのではないかと疑います」(飯間浩明さん)

◆有名人ブログから抜粋しただけの「コタツ」記事

ネットニュース
テレビ以上に、ここ数年で特にネットリテラシーは一気に悪化した感があります。Xでもインプレッションを稼ぐためだけに嘘か本当か紛らわしい情報をそれらしく流すアカウントや、TikTokでも著作権を無視した切り抜き動画が量産されており、「切り抜きでしかテレビは見ない」と豪語する若者も少なくありません。

「切り抜きで見たから元のコンテンツは見なくてもいいとなると、元のコンテンツの制作者は意欲が下がりますね。それから、タレントなどの文章や発言を「まず」「そして」などでつないだだけの「コタツ記事」も増えました。私は『原文盗用型』と呼んで批判しています」(飯間浩明さん)

「私自身の投稿もそういうコタツ記事になっているのを見つけたことがあって、がっかりしました。その種の記事が、元のSNSやブログのアクセス増加につながるかというと、あまり期待できません。元の記事から、記者が鋭い視点でニュースバリューを作り出すというのなら分かりますが、単にコピペして、自社のニュースサイトのアクセス数を上げるというやり方は倫理性を問われます。