神道と仏教の習合を現代的に解釈し、デジタル技術と融合する試みが展開されるという。

円空シンセサイザー

また、「万物がシンセサイザーである」というジョン・ケージの実験精神を継承しつつ、円空シンセサイザーという祈りの形を表現。

他にも、アートとテクノロジー、伝統と革新の境界を越えて、新たな文化的価値を創造する。職人の手仕事や企業の最新技術を用いて、多彩なメンバーが共創して作り上げる新作を堪能しよう。

落合陽一氏プロフィール

Photo by 蜷川実花

落合陽一氏は1987年生まれ。2010年頃から作家活動を始める。境界領域における物化や変換、質量への憧憬をモチーフに作品を展開。筑波大学准教授のほか、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサーを務める。これまで東京、マレーシア、北九州、岐阜・日下部民藝館にて個展も多数開催している。

令和6年度特別展「落合陽一 どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」展は、「日本の美と心」をテーマに全国で開催される「日本博2.0」にも参画。日下部家住宅を舞台に、日本固有の文化の価値を際立たせ、世界に向けて日本独自の美と心の深さを発信していく。

「落合陽一 どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」展に足を運んで、計算機自然の芸術と人間について新たな視点を得てみては。

■令和6年度特別展「落合陽一 どちらにしようかな、ヌルの神様の言うとおり:円環・曼荼羅・三巴」展
会場:日下部民藝館
住所:岐阜県高山市大新町1-52
会期:9月14日(土)~11月4日(月)10:00~16:00
休館日:会期中無休
観覧料:一般1500円、高大生800円、小中学生500円(未就学児無料)/30名以上の団体割引は一般1300円、高大生600円、小中学生400円 ※高山市民は団体料金で入館可能
チケット販売ページ:https://kusakabe-mingeikan.rezio.shop/ja-JP ※電話での予約、当日の購入も可能