ピュブリシス・グループ・ジャパンは、ゴミ問題についてクリエイティブに考えるきっかけを作ることを目的に、ゴミで作った弁当のコンテスト「ゴミ弁当コンテスト」の募集をスタートした。

応募期間は9月25日(水)~11月15日(金)。ゴミを拾うだけではなく、ゴミそのものの問題やゴミによっておこる健康問題についてより多くの人に自分事化してもらいたいと考えた企画だ。

マイクロプラスチックの影響とゴミ問題


現在、人は多くのマイクロプラスチックを含んだ食品を摂取しており、それを計算すると1年間で「小さなお弁当一食分の量」と同等のマイクロプラスチックを食べているという事実がある(※1)。

「結構多いのでは?」という疑問から、この企画はスタートした。参加者は、「ゴミ弁当」を作るためのゴミを拾うことからスタート、生活圏に多くのゴミが落ちていることに気づいてもらうというものだ。

また、ゴミ弁当を作ることで、一年で知らず知らずのうちに摂取してしまっているゴミの量とそれによる健康への影響について認識してもらい、ゴミ問題を意識してもらう。

人がマイクロプラスチックを体内に取り込むことによる問題は少しずつ明らかになってきている。多くは排出をされると考えられていたが、男性の精巣から検出されたという報告もある(※2)。


また、マイクロプラスチックは海に流れ出たゴミが、波や紫外線によって砕けてできるといわれている。マイクロプラスチックになる前に海に流れ出てしまったゴミを回収しても、水を含んでおり処理に時間がかかることが問題になっている。

また、海中に沈んだゴミは回収が難しくなり、すでに深海にまでプラスチックごみが到達しているといわれている。

ゴミへ問題への意識向上を目的にコンテストを開催

同社では、会社として利益を追求するだけでなく、社会貢献する企業でありたいという思いから、SDGs COMMITTEEを立ち上げた。