世界各国から観光客が訪れる山形の銀山温泉。大正浪漫感じるノスタルジックな街並みは季節を問わず旅人を引き付けます。宿泊してこそ味わえる銀山温泉の魅力と、秋の山形ならではの魅力溢れるスポットを巡り、パワーチャージしませんか?
お勧めルート
2日目:銀山温泉 – 東根大ケヤキ – 天童市 - 山形県総合運動公園 – 山形駅
東京駅から東北新幹線に乗り、2時間50分ほどで山形駅に到着。山形駅から仙石線仙台行きに乗り換えれば、約20分で山寺駅に到着します。本数は少なめですし、ルート的に考えてもレンタカーがおすすめです。記事はレンタカーでの移動を想定しています。
1日目 午前:山寺駅
駅から山寺入り口へは徒歩3分。目の前にそそり立つ山が目的地です。駅の展望台から前方を見上げると、険しい山肌にお寺がたつ姿を見ることができます。駐車場は山寺駅周辺に数か所あります。
宝珠山 立石寺
「山寺」の通称で広く知られていますが、正式名は宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)と言います。この地を訪れた松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句を「おくのほそ道」に残したことでも有名です。長い石段を登って奥之院を目指すことにより煩悩が消滅し、悪縁を絶つと伝えられています。
立石寺門前町でランチ
参拝を終えたら門前町に戻り、昼食をとりましょう。山形名物の板そばなどが頂ける蕎麦店も軒を連ねています。立石寺名物の山寺力こんにゃくも店頭で販売されているので、手軽に頂けます。
1日目 午後:垂水(たるみ)遺跡
多くの方が山寺参拝のみで帰られますが、ぜひ足を伸ばしていただきたいスポットがあります。それが峯の浦(みねのうら)エリアで、通称「裏山寺」と呼ばれるスポット。
見どころは、千手院、烏帽子岩、修験場などがありますが、中でも垂水遺跡は、蜂の巣状の巨大な岩肌に圧倒されるパワースポットです。山寺を開山した慈覚大師円仁が山寺の構想を練った場所と言われ、円仁宿跡(えんにんしゅくあと)なども現存しています。山道の入口から徒歩約15分で到着できます。