⼭形県⼩国町の桜川酒造が、地元酒米農家が杜⽒を⽬指し、技術継承を⾏っていくために、9月20日(金)~10月31日(木)の期間、CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中だ。

今年で318年⽬を迎える桜川酒造

江⼾中期1706年に創業し、今年で318年⽬を迎える桜川酒造。コロナ禍や⼤⾬豪⾬による被害などからの経営危機を乗り越え、新たな体制にて蔵造り、⼈づくり、酒造りを⾏ってきた。

今回、⼩国町の⽶と⽔で、地元農家たちが醸す酒に磨きをかけ、新たに地元酒⽶農家が杜⽒を⽬指し技術継承を⾏っていくために、クラウドファンディングに挑戦。⽬標⾦額は、1,500,000円だ。

杜氏を目指すのは、酒⽶農家・井上昌樹さん

伝統を⼤切にしながら常に挑戦し続ける桜川酒造の酒造りを⾏うのは、夏は⽥んぼ冬は酒蔵で⽶と1年中向き合う農家。機械作業も増える現代の中、桜川酒造では昔ながらの⼿仕事とデジタル技術との融合を⽬指している。

今回、新たに杜⽒を⽬指すのは、酒⽶農家であり桜川酒造の酒造りに加わっている井上昌樹さん。井上さんの祖⽗と⽗が代々酒⽶づくりをしていたことを知った、当時の社⻑(現会⻑)から「酒⽶を作ってみないか?」と声をかけられたことがきっかけとなり、桜川酒造と、⼩国町への恩返しの意味も込め、酒⽶づくり・酒造りにも参画しているという。現在は、桜川酒造の醸造所所⻑も務めている。

リターンは純米大吟醸「KAIRAGI 櫂楽技」など


クラウドファンディングでは、地元酒⽶農家の酒⽶「美⼭錦」を100%使⽤した、純米大吟醸「KAIRAGI 櫂楽技(精米歩合50%)」をリターンに用意。

山形県小国町のブナの森から湧き出る清冽な水をイメージさせるような澄み渡った品格に満ちた酒質で、香りは洋梨や青りんごの爽やかで華やかな吟醸香が程よく感じられ、味わいは軽快な酸味を中心に上質な甘味とともに細身のボディを形作り、華やかな残り香が長く余韻として残るという。