と、“ギャル警察”が大挙して出動。スタート前から逆風が吹いている。こういった状況を総合すると、『おむすび』は苦戦を強いられるのか?
「朝ドラのコアターゲットは8時台に自宅にいられるシニア層。それゆえ、通常の作品では『この子、誰?』という状態で物語がスタートしますが、橋本環奈は2年連続で紅白の司会を務めており、過去のヒロインより圧倒的に知名度が高い。これは大きなアドバンテージです。紅白の司会者はNHKが調査に調査を重ね、好感度がMAXに高い人物を選んでおり、NHKとして橋本環奈の朝ドラ起用は、まさに“満を持して”といった感でしょう。『虎に翼』はシリアスなストーリーだったので、肩の力を抜いて楽しめる作品は視聴者も歓迎でしょうし、“ハシカン”の他を圧倒するビジュアルはもはや説明不要。ギャル警察のチェックもネットを盛り上げるにはうってつけですから、制作陣の思惑通りともいえるかもしれません。脇を固めるのも松平健、宮崎美子、麻生久美子、仲里依紗など、NHKならではの大物揃い。“現代モノの朝ドラは弱い”というジンクスなど吹き飛ばしてくれるのか、期待がかかります」(前出・テレビ情報誌記者)
今さらシニア層がギャルに顔をしかめることはないと思うが、NHK渾身の橋本環奈抜擢は実を結ぶか。