なので、事業計画書をしっかり書いて、何度も面談してプレゼンして、いつまでにいくら稼いでどのくらい返せるのか、どうしてこのくらい患者がくると思うのかまでしっかり提示して、借りることができました。

◆お金は何が何でも絶対自分で100%出したかった

――ご自分で2500万円貯金されていたというのもすごいですね。

 クリニックをやると決めて貯めていたわけではないんですが、“何かしたくなった時のために貯めておこう”というのはずっと昔から思っていました。例えば学校に行きたくなったら通えるように、仕事を辞めたいと思ったらすぐ辞められるように。

 クリニックの開業に使うとは思ってなかったですし、こんなにお金がかかるとかは思ってなかったですけどね。お金を理由に自分がやりたいことを諦めたくない。ものを買うことは諦められるけど、何かをやりたいという夢は諦められないじゃないですか。

みるくナースさん
――強いこだわりがあるんですね。

 お金は何が何でも絶対自分で100%出したかったんです。クリニックをやるってなった時に「お金出すよ」っていう大人もたくさんいたし、誰かにお金を出してもらうことだってできたかもしれないけど、そうすると「お金出してもらってるし……」となって、自分がやりたいことができなくなるっていうのが前の経験であったので。

◆普段からコンビニも行かず、ペットボトルも買わない

みるくナース
――2500万円の貯金はかなりの額だと思うのですが、どうやって貯められたんですか?

 シンプルにめちゃくちゃ働いてました。クリニックで働く前後はインフルエンサーの仕事をしていたので、休む暇はなかったですね。

 誕生日のご飯以外、友達と1回も会わない時がありました。すごく付き合いが悪くなって、そのせいで友達に遊びにも誘われなくなってしまったんですけど、あの時働いてたおかげでお金も貯まりましたね。

――以前のインタビューでも思いましたが、すごく倹約家ですもんね。