◆「実は男性と付き合っている」

「実は男性と付き合っている」
「『実は、イルミネーションのとき一緒にいた男性と今付き合っている』と、Sさんからまさかのカミングアウトをされたんです」

 Sさんの好きな人は、イルミネーション会場で見た男性だったのです! 忍さんにも魅力を感じて付き合ったものの、Sさんは男性が好きだという自分の気持ちを抑え切れなかったとか。

「Sさんのカミングアウトに一気に酔いがさめました。別れた理由に納得して、電話を切り、さっさと寝ました。翌朝起きてから通話履歴を確認して、『あ。夢じゃなかった』と思ったのを覚えています」

 男性が好きなら仕方ないと、忍さんはSさんに対する未練をスッパリ断ち切ったそうです。現在、忍さんは新しい出会いを探すべく、婚活中とのこと。忍さんが素敵なお相手と、イルミネーションを見る日が訪れることを願うばかりです。

―シリーズ「冬の恋愛、悲喜こもごも」―

<文/東あきえ>

【東あきえ】

ライター兼2人のヤンチャな男の子を育てる母。ビールと唐揚げをこよなく愛す。食べることが大好きゆえに、食育について勉強中。笑えるものから感動するものまで、さまざまな人間模様を綴る。Twitter:@akar184