トルコ最大の都市イスタンブールの交通の要所であるエミノニュには、オスマン帝国時代の歴史ある市場やモスクが残されています。エミノニュで必見の歴史スポットと、観光の途中に立ち寄ることができるレストランやカフェをご紹介します。
エミノニュを代表するモスク「イェニ・モスク」
エミノニュ観光に欠かせないのは、オスマン帝国時代に建設された歴史あるイスラム寺院、イェニ・モスクです。66年もの歳月をかけて建設されたこのモスクは、日本でも人気となったトルコの歴史ドラマ『オスマン帝国外伝』の登場人物が建てたことでも知られています。イェニ・モスクはボスポラス海峡や新市街側からもよく見える、エミノニュの顔とも言えるモスクです。モスク内部はもちろん、中庭の泉亭や壁面を覆うタイルの美しさは見逃せません。エミノニュに来たらぜひ入場してみてください。
イェニ・モスクに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
イェニ・モスクを完成させた母皇后が眠る「ハティジェ・トゥルハン・スルタンの霊廟」
イェニ・モスクを見学したら、モスクのすぐ向かい側にあるハティジェ・トゥルハン・スルタンの霊廟にも立ち寄ってみましょう。トゥルハンはメフメト4世の母で、当時幼かった息子が統治する帝国を影ながら支えた母皇后です。中央にあるのはトゥルハンの棺、周囲には彼女の息子メフメト4世を含む5人のスルタンと皇族たちが眠っています。
トルコ土産を探すなら「エジプシャン・バザール」
イェニ・モスク建設の一環として造られたのは、モスクのすぐ近くに位置するエジプシャン・バザールです。エミノニュは古くから交通の要所として栄え、港から降ろされて関税を通過した商品がこのバザールで販売されていました。特に、エジプトからもたらされた香辛料が多く取引されていたことからエジプシャン・バザール、スパイス・バザールと呼ばれるようになりました。