日本各地のチーズをはじめ、チーズやホエイを使った料理などが楽しめる「チーズとホエイの祭典vol.2」が、11月3日(日)・4日(月)の各日9:00〜16:00に、栃木県那須町のGOOD NEWS NEIGHBORSにて開催される。

酪農の町に全国からチーズ工房や飲食店が集結

那須高原地域は本州一の酪農地域で、新鮮な生乳からチーズを自社で製造する工房も数多く存在する。今回2度目の開催となる「チーズとホエイの祭典」は、そんな酪農の町・那須高原に全国から人気のチーズ工房や飲食店が集まり、チーズやホエイを使った料理などを楽しめるイベントだ。

廃棄されるホエイに価値を


チーズは生乳から約10%しか生まれない。製造過程で出る残りの約90%を占めるホエイは、小さなチーズ工房ではなかなか活用しきれず、そのほとんどが廃棄されており、栄養が残っていてまだ利用の可能性があるホエイが環境に負荷をかけてしまっている現状がある。この課題を解決するために、那須地域では、チーズ工房と地域の店や企業が連携し、ホエイの活用に取り組んでいる。

会場であるGOOD NEWSでは、2022年7月にホエイを活用したお菓子「ブラウンチーズブラザー」を発売し、那須地域や北海道のホエイの活用をスタート。また那須地域では、パン生地にホエイを活用したり豚の飼料として給与したり、ビールに使用するなど、ホエイを活用する取り組みが年々広がっている。

しかし、全国に350工房あるといわれるチーズ工房ではまだまだホエイの活用ができていない現状があるため、消費者や料理人と一緒に那須のホエイの取り組みを発信できるよう、「チーズとホエイの祭典」を開催することとなった。

体験イベントやバックヤードツアーを実施

「チーズとホエイの祭典」では、チーズ作りの体験などを通じて来場者が実際にホエイと触れ合うことで、チーズとホエイの関係をより身近に感じることができる。