抹茶の製造販売を手掛ける「KAWANE抹茶」は、東京農業大学アグリビジネス学科の学生と一緒に、静岡県川根地域産の有機抹茶を使ったチョコレートを開発!

9月20日(金)~10月18日(金)の期間、クラウドファンディングポータルサイト「CAMPFIRE」で販売している。目標金額は50万円だ。

コラボ商品の誕生背景

静岡県島田市にある「KAWANE抹茶」は、日本でも珍しい有機栽培で、抹茶の原料となる「碾茶(てんちゃ)」の栽培・一次製造を手掛ける。世界農業遺産に認定されている「茶草場有機農法」にも積極的に取り組み、周辺の動植物の生態系にも配慮したサステナブルなお茶づくりを行っている。

また、同社は2022年から、東京農業大学の学生インターンシップを受け入れている。インターン期間は農作業に従事してもらうだけでなく、後継者不足やお茶の販売価格の低迷など、茶農家が直面している様々な課題についても伝えてきたという。

その中で、学生から「茶業の課題解決を支援したい」という強い思いを受けたことをきっかけに、2022年、農大生と茶農家がコラボレーションしたオリジナル商品「抹茶羊羹」を開発し、販売。今回はその第三弾として、静岡市のチョコレート専門店「Conche(コンチェ)」と一緒に、学生たちが抹茶とわさびのチョコレートを開発した。

なお「Conche」は、カカオ豆の焙煎から手掛けるBean to Bar(ビーントゥバー)スタイルのチョコレート専門店。カカオ産地別や静岡素材を組み合わせたチョコレートを製造している。チョコレートと日本茶のペアリングを提案するなど、静岡らしいチョコレートの楽しみ方も発信している。

ドキドキ感も楽しめるチョコレートが登場

今回開発されたのは、「現役農大生が考えた抹茶とわさびチョコレート」と「至高の抹茶チョコレート」。


「現役農大生が考えた抹茶とわさびチョコレート」は、ホワイトチョコレートをベースにしたガナッシュにわさび塩をふんだんに練り込んだ商品。見た目は抹茶チョコレートと変わらないが、一口食べるとわさび特有のツーンとした刺激が感じられる。4粒のうち一つだけわさびチョコが混ざっていて、一人でも、みんなでもドキドキと楽しめる商品になっている。