今や世界中多くの人々に愛される「お刺身」や「お寿司」。

鮮度抜群のお魚は代えがたい美味しさが魅力ですが、同時に寄生虫や食中毒などのリスクも存在するのが事実です。

インターネットの発達により「アニサキス幼虫」は有名になりつつある中、近日中国で淡水魚を食べた男性の肝臓が食いつくされてしまうという症例が報道されました。

一体、どのような魚が原因だったのでしょうか。

■新鮮なら大丈夫?

中国・浙江省に住む男性・謝(シェイ)さんは、今年のお正月に里帰りをした際地元の名物である「酸菜魚」という料理を作って食べたそう。

「酸菜魚」は淡水魚を漬物、唐辛子などのスパイスと煮込むのが定番の作り方ですが、謝さんは「新鮮な魚なら問題ないだろう」と、さっと湯通ししてスパイスと和えるという手法をとったと振り返りました。

それが仇となり、体に異変を感じることとなるのです。

■病院に駆け込むと衝撃の事実が

それから4ヵ月後、倦怠感、頭痛、悪寒などの症状が続いた謝さんは中々よくならない”体調不良”に耐え切れなくなり病院へ向かったところ、肝臓が著しく損傷していることがわかりました。

レントゲンには膿栓が写り込んでおり、その大きさは約18センチ。肝臓が半分ほど隠れてしまう程だったと言います。