同展は、人生の不確実性と自由の象徴として、変わりゆく海を再解釈することを創作活動のテーマとする、スペイン生まれのココ・カピタン氏による「L057 L053R」と題した、大規模なエキシビジョン。

ヨットの大型インスタレーション作品に加え、ペインティング作品など、新作も発表される。

独自のストーリーと世界観に基づく展示

同展では、ゴースト船長が操る実物大のヨットが、突如地殻を破り、青山のスパイラルガーデンの床から激しく突き出し出現するという、オリジナルのストーリーに基づくインスタレーション作品を中心に、ハンドライティングによるテキストベースのペインティングのプローズ作品や写真作品など、同展のために制作された新作が登場。

幽霊の船長の名は「L057 L053R」。彼の目的は、旅そのものであり、常に動き続け、好奇心を持ち、停泊することはない。失うことや迷うこと、失敗も恐れない。なぜなら、それらも旅の一部であり、新しい発見のための手段にすぎないからだ。

また彼は、無限の可能性を見つめることに重きを置き、何かを成し遂げたり所有したりすることに関心を持つこともない。

同展では、広大で美しくも予測不能な海を人生に例え、決して目的地ではなく、経験そのものが重要であり、未知に身を浸し、不確かさを受け入れることで初めて真の知恵と内的な自由が生まれるという、ココ・カピタン氏の哲学が表現される。

限定アイテムも販売

また、同展では、ココ・カピタン氏のブランド「CAPITANA」のアイテムを販売。今回のエキシビジョンのテーマに合わせたTシャツやフーディ、マグなどのオリジナルグッズが特別にデザインされ、スパイラルガーデンでのみで限定販売する。

さらにスペシャルアイテムとして、ココ・カピタン氏本人のハンドライティングが施されたスニーカーも数量限定で登場するのも見逃せない。

「L057 L053R」でココ・カピタン氏の独自の世界観に触れ、ダイナミックな展示を体感してみては。