反対に、ちょっと強烈な例えになってしまいますが、ガイコツマークを見てみると、目の位置は上の方にあります。
これを利用すると、頭部を「盛る」ことで、意図的に目の位置を低く見せることができ、若見えも狙えるというわけです。
普段「6:4」くらいで分けている方が、「7:3」とか、思い切って「8:2」くらいで分けると、簡単に頭頂部の高さがでるので試してみてください。高さが出るのと同時に、流れた髪が少し顔を隠しますので、色気も出ます。ここぞというときに、やってみてくださいね。
最近は、分け目をセンターパート(真ん中分け)などでピチッとスタイリングして、モードな印象のスタイルも見かけますが、これは上級テクニックだと思っています。格好よくキメるには、メイクをきちんとすることや、顔周りのアクセサリーや洋服にも工夫をしたほうが良いでしょう。
分け目一つでいろいろな自分を演出できますので、イメージチェンジをしたいと思ったときは、髪を切ったりする前に分け目を変えてみるのも選択肢の一つです。
<文/毛髪診断士 元井里奈>
【元井里奈】
東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」