◆リップの写真をLINEで送信、先輩の反応は?

「たぶん、2人同じクリスマスプレゼントを買って名入れした後に、渡す品を間違えたんでしょうね。プレゼントを開けて1秒で二股発覚って、ツメが甘いと言うか情けないというか…でも初期の段階で発覚してよかったと思っています」

 そう振り返る美玲さん。ただ、やっぱり腹が立ったので、そのリップを撮影しS先輩にLINEで送ったそうです。しばらくして、「店員さんが間違えたのかも」というすっとぼけた返信が来たそうです。

リップの写真をLINEで送信、先輩の反応は?
 あまりのバカバカしさに、美玲さんは「ご心配なく。ちゃんとご本人にお渡ししておきます」と返信。その後にS先輩をブロックしました。

「いや、少しだけ脅かそうと思って。そんなの本人には渡しませんよ! 面倒だし。それよりもいい勉強になりました。浮かれちゃってましたよね、私…今頃彼女と大げんかしてるんじゃないかな。恋愛は石橋をたたきながらぼちぼちやります。二股されないように!」

―シリーズ「冬の恋愛、悲喜こもごも」―

<文/浅川玲奈>

【浅川玲奈】

平安京で生まれ江戸で育ったアラサー文学少女、と自分で言ってしまう婚活マニア。最近の日課は近所の雑貨店で買ってきたサボテンの観察。シアワセになりたいがクチぐせ。