◆家族の大事な連絡すらしない母に驚愕
高校を卒業し、専門学校の入学を機に上京してから、喜田川さんは家族との連絡が激減。そもそも、家族に対して執着がなかったため、疎遠になり始めました。
とはいえ、血のつながった間柄。連絡しなければならないこともあるはずです。しかし、家族はそのラインを逸脱していたと、喜田川さんは家を出て初めて知りました。
「母とは時々連絡を取ってはいたのですが、大事なことを共有してくれず、驚きの連続でした。一番衝撃だったのは、祖父や祖母が亡くなったことを、亡くなった当日に連絡してきたこと。特に母方の祖母とは毎年会うほど仲良くしていたので、亡くなる前に会いに行きたかった……。それからはもう実家に帰りたくなくなりました」
さらに、父親ががんになった時も、手術して退院してから初めて連絡があったのだとか。家族の一大事にも連絡がないことで、すっかり信用を失ってしまいました。