同社Litableのコーチが話を聞くと、中学受験失敗をキッカケに家族の関係に亀裂が入り、進路の話しや受験の話をしようとしても、息子に拒絶されたり無視されたりと、話し合いにならない状態にあるという。

高校2年生になったのに、進路が何も決まっていないと焦る”保護者”。

目の前の勉強や部活で精一杯の”息子”。

なぜ、このようなことが起きてしまうのだろうか?Litableは2つの問題点があると考えている。

進路の希望が言葉にできない問題

多くの学校で行われる進路指導は、大学や専門学校への進学を目的とした内容になっている。

高校生は学校内での活動が多く、社会と接する機会が少ないため、働くことや将来の生活についてイメージがし難いのが現状だ。また、自分自身の価値観に向き合う時間も少ないため、いざ進学のために希望を問われても、自分の言葉で話せる生徒はなかなかいない。

家庭の関係性変化問題

思春期の高校生は心が不安定な成長期であり、「私は何者なのか」「私はどう生きたらいいのか」などの疑問を抱いて自分に直面し、自分の意見を持ち始める。

しかし、保護者から見ると高校生はまだまだ子供であり、意見が幼稚であると感じたり、理論的でないように感じたりする。また、保護者が子離れしていないケースも多くみられ、思い通りにならなくなって関係性が悪くなっていく。

そのような状況で、受験や進路の重要な議論をするのは非常に困難といえるだろう。

Litableの解決策

Litableは前述のような状況を解決するには、高校生が「自分を知り、自分の言葉で希望を話す」ことで保護者へ歩み寄り、一方の保護者は「子供を大人だと認める・理想を押し付けない」ことで子供へ歩み寄り、そのうえで進路について話すことで、親子にとって良い結論を導くことができると説明する。

そして、そのために、Litableはプログラムを通して、親子双方に価値を提供していくという。

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