8. 松本市立博物館(松本駅から徒歩12分)
以前は松本城の二の丸にあった松本市立博物館ですが、2023年10月に移転リニューアルオープン。移転後は、松本城よりも松本駅寄りの大名町エリアに新築されており、駅から徒歩12分ほどでアクセスができます。
館内は3階建てで、1階はカフェやミュージアムショップ、2階は特別展示、3階は常設展示のフロアとなっています。とくに常設展示室では、総合的な視点で松本の「ひと」と「まち」を切り取り、8つのテーマで構成。仕切りがない自由動線の展示も興味深いですよ!松本の歴史や伝統について、じっくり観光したい方は訪れてみてくださいね。
9. 松本城(松本駅から徒歩14分)
犬山城、彦根城、姫路城、松江城とならび、日本に5つしかない国宝の城のひとつ。五重六階の天守としては現存する最古のもので、戦国時代の永正年間に造られ400年以上の歴史をもちます。重六階とは、外からは5階に見えるのに、内部は6階建という秘密の階が存在する造りのこと。戦国時代ならではの敵を欺いた建築様式です。
最上階までは階段を上っていきますが、その段数が約140段で最大傾斜が61℃とかなり急なのも特徴。大天守からは、松本の街並みや周囲を囲む山々の絶景が眺められます。
10. 深志神社(松本駅から徒歩14分)
暦応2年(1339年)、信濃国司小笠原貞宗公の創建と伝えられている神社。「まつもと市民芸術館」のすぐそばに位置しています。御祭神は、建御名方富命(たけみなかたとみのみこと)と菅原道真公で、学問の神様と言われる天神様を祀っていることから、地元の受験生も数多く参拝に訪れます。また、安産祈願とお宮参りの御朱印が一体になった記念御朱印も人気です。
11. まつもと市民芸術館(松本駅から徒歩14分)
松本駅から徒歩で14分ほどの場所にある文化施設。建築界のノーベル賞と言われる、プリツカー賞を受賞している建築家・伊東豊雄氏の設計で知られています。壁一面にランダムに散りばめられた象嵌(ぞうがん・一つの素材に異質の素材をはめ込む技法)パネルの壁面が非常に印象的で、柔らかな日差しを館内に届けてくれます。
館内に入ると広くて長い大階段が、訪れた人々を迎え入れてくれます。客席数288の小ホール、360席の実験劇場、クラシックなオペラ上演も可能な1,800の客席を誇る主ホールなどを備えています。2階にあるメインロビーであるシアターパークも、緩やかな曲線を描く壁面がユニークな空間。建築作品として見学するのも楽しいですよ。