◆「話し合いができる女性が理想です」と書く滑稽さ
それから数カ月後、別の女性・麻衣さん(仮名・29歳)が相談にきました。麻衣さんは恵さんとは別の結婚相談所で活動中でした。麻衣さんについても、婚活の軌道修正をお手伝いさせていただいたのです。
写真を撮り直したところ、ある男性から申し込みがありました。プロフィールを見せてもらうとなんとA氏でした。写真や自己紹介文は違うのですが、経歴や大学は同じなので同一人物でしょう。
理想の結婚観に「話し合いができる女性が理想です」と書いてありましたが、A氏自身が話し合いができない人物だと思います。
麻衣さんには事情を説明して、A氏はやめておいた方がいいと伝えました。麻衣さんは「年齢も離れているし、やめておきます」とのことでした。
A氏は結婚相談所を変えて婚活中なのです。29歳女性でも会ってみようか検討するような男性なので、30代女性なら会ってみる判断をする方が多いのではないでしょうか。
◆好条件の爽やか未婚男性は「好条件なのに結婚できない人」
好条件なのに未婚でアラフォー以上という男性は、何か訳アリの可能性は高いです。それでも、未婚で見た目も条件も良い男性を探す女性は多くいるので、彼らは自分に非があるとは思いません。
結婚相談所を運営する知り合いから聞いた話ですが、高学歴・高収入でそこそこ人気はあるけれど人柄に問題がある某男性会員は、女性に断られるたびに、男性が奢るのが当たり前の日本のデート文化や、男女平等についての議論を担当者に吹っかけてくるそうです。
月一の面談では彼本人が自分の婚活から論点をずらし、婚活の作戦会議ではなく日本のジェンダー議論になっているとか。
◆プロフィールにこの言葉があったら要注意
その人は「結婚できないのではなく自分は独身を選んでいるだけ」とか、「女性はみんなメシモク(※食事目的)だ」とか、認知が歪んでいるようです。