――料理本を制作するにあたって、大変だったことはなんでしょうか?
神崎:全部大変でした……。お醤油をぐるっとかけたりとか、今までなんとなくでやっていたことをレシピ立てするのがすごく大変で、プロの料理家さんはすごいなって思いました。でもレシピにしたことで普段自分がどのくらい塩分をとっているのかが見えて、栄養面を見直すきっかけになりました。バターは無塩のものに変えてみようとか、アレンジの幅が広がりました。
◆いかに「ラクに美味しいもの作れるか」が大事
――神崎さんはいつ頃から料理を始めたのでしょうか?
神崎:小学生の頃から母と一緒によく作っていました。高校生ではある程度なんでも作れるようになっていましたね。ただ毎日作るって感じでもなかったのと、自分で食べるものを作るってそんなに負担はないじゃないですか。昔も今と変わらないものを作っていた気がするんですけど、今はいかにラクをして美味しいものを作れるかを大切にしています。
――食材の買い出しも神崎さんご自身でされるんですか?
神崎:毎日していますよ。どうしてもスーパーに行けない時は冷蔵庫のありもので作ります。お肉屋さんやお魚屋さんでは「今日のおすすめはなんですか?」「このお魚はどうやって調理したら美味しいですか?」と、コミュニケーションをとるのも楽しいです。
◆「実は料理が苦手」な神崎さんの本音
――本の中で、神崎さんが実は料理が苦手だというのを知って驚きました。料理のレパートリーを増やすコツを教えてください。
神崎:はい、苦手です。本当は気分のいい時だけ作りたいです(笑)。料理は母から教えてもらったのものも多いですし、撮影現場のお弁当やケータリングからヒントをもらっています。美味しいものを食べると息子たちにも食べさせたいなって思うので、家でよく再現しています。