糖度を上げるために行う、収穫後3日間のキュアリングにより、芋の中の酵素が活性化し、甘味が増す。さらに、キュアリングを行うことで傷から病原菌が入るのを防ぎ、品質を高めている。

収穫した農作物にできた傷から病原菌が侵入すると、作物の腐敗の原因となる。キュアリングには「治療」の意味があり、キュアリング処理を行うことで、収穫時にできた傷が乾いてコルク化し、病原菌の侵入による腐敗を防ぐことができるのだ。

さらに、キュアリング処理を行うことで、サツマイモの粘度や甘みが増し、外皮がなめらかに。キュアリング処理は、温度計などの設備を設置した西酒造の研究室で丁寧に行った。

低温貯蔵庫で115日間熟成


そして、焼酎の味わいを一層深めるため、同社の低温貯蔵庫で115日間じっくりと熟成。一定の温度・湿度の環境で熟成させると、でんぷんの糖化が始まり、収穫したてのさつまいもよりも熟成した方が甘くなる。

同社の低温倉庫内は、さつまいもの貯蔵に適した室温13〜14度、湿度90~95%に保たれており、光を極力当てないようにすることで、おいしさを保ったまま熟成を進めた。低温貯蔵庫での熟成により、芋の甘味と風味がより一層引き立ち、まろやかな口当たりを実現している。


創業180年の技術とこだわりが生んだ至極の「焼芋焼酎」を、この機会にチェックしてみては。

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(江崎貴子)