以上の3つのヒントから考えてみてください。

「神祇」の読み方、正解は・・・


正解は

「じんぎ」

です!

「祇」という字は「土地のかみ(神)」という意味があります。訓読みは「くにつかみ」になります。

一方「神」は「天のかみ(神)」という意味があり、天の神(あまつかみ)に対する地の神を「祇(くにつかみ)」と言います。文字の意味通り「天地の神々」をあらわす言葉です。

「神祇信仰」

日本には多くの宗教がありますが、その中でも外来宗教(儒教、道教、仏教など)の影響を受ける前に存在していた宗教を「古神道(こしんとう)」と言います。古神道は「神祇信仰」とも言われます。大嘗祭、鎮魂祭など、今でも行われている行事には古神道由来と言われているものがあり、かつては神事を執り行う官司は「神祇官(じんぎかん)」と呼ばれていたようです。

日本文化とは切っても切り離せない「神祇」の読み方を是非覚えておいてくださいね。

最後はこの漢字!「繻子」

「繻子」を何と読みますか?

さらさら、しっとり、かろやか…

早速ヒントを見てみましょう!

「繻子」の読み方のヒントは?

1.「繻子」をひらがなにすると、〇ゅ〇になります。

2.黒い「繻子」は、着物の帯によく使われます。

3.『義父が支那人の繻子売りなんかと、』林芙美子「清貧の書」より引用

4.『秋晴や繻子の襟かけ雄島海女』前田普羅

正解は…

正解は「しゅす」でした!「朱子」と書いても正解です。

「繻子」とは、経糸と緯糸が交差する点が少ない「朱子織(しゅすおり)」という織り方で作られた生地。

しなやかで光沢があり、あまり丈夫ではありませんが和装洋装ともにフォーマルウェアに用いられることが多いです。

織物には三原組織(基本となる3つの組織)があり、ひとつが平織り、もうひとつが綾織り、そして朱子織となります。

「繻子」はサテンとも呼ばれますが、厳密には同義ではなく、サテンとはシルクの糸で繻子織をした生地を指します。