Trimは、全個室型ベビーケアルーム「mamaro spot(ママロ スポット)」を、東京ドームの1階1塁側コンコースに8月1日(木)より導入した。

全個室型ベビールーム導入背景


Trimは、設置型ベビーケアルーム「mamaro」の開発、設置を2017年より開始。商業施設や公共施設、駅やレジャー施設を中心に設置が進み、累計設置台数は8月5日(月)時点で699台、累計利用回数は9月に100万回に達する見込みだという。

また、東京ドームでは2023年6月より「mamaro」を設置し、野球やコンサートの開催時を中心に稼働している。

工事不要で設置ができる「mamaro」は、これまでスペースや予算の都合で授乳やおむつ交換などを目的としたベビールームの整備が叶わない施設を中心に採用され、施設の環境整備に貢献してきた。しかし、2022年、子育て中の人を対象にTrimが行ったインターネット調査では、ベビールームに求める設計として「個室」であることが上位を記録。セキュリティやプライバシーの課題、さらには高まる男性の育児参画に対して、個室のニーズが高まっていることが分かったという。

これまで設置していたベビールームがカーテンで仕切る設計で、女性専用となっていた東京ドームにおいても同様の課題があったこと、先に設置をした「mamaro」が利用者から好評だったことから、ベビールーム(授乳室)のリニューアルのプロデュースについて、東京ドームがTrimに声をかけ、ベビールームリニューアルプロジェクトが立ち上がった。

体重測定もできる「mamaro sofa」を導入

今回、Trimが2022年よりプロトタイプの開発を行っていた「mamaro sofa(ソファ)」の最新型が、東京ドーム内の「mamaro spot」に3台導入された。



「mamaro sofa」は、背もたれ部分が可動可能で、1台で授乳用ソファやベビーベッドの役割を有す。