世田谷区は東京都内で人口が最多の区となり、生産年齢人口(15~64歳)も最多である一方、要介護・要支援認定者数は年々増加し、今年度の調査では4万人を超えているという。

超高齢化社会において、高齢者の健康寿命の延伸は急務だが、その中でも健康と要介護の中間期とされる「フレイル」に早めに気づき対策することは、高齢者自身の健康寿命の延伸につながり、ひいては要介護・要支援者数の抑制にも大きくつながる。


「フレイル」は、加齢とともに体力や気力が低下し、食欲や活動量が低下し虚弱になっていく状態のこと。一般的に40〜64歳の年齢層である中年期から訪れることが多く、運動、社会参加、栄養摂取など生活習慣の意識を変えるだけで予防できるとされている。

「めざせ元気シニア せたがやデジタルポイントラリー」では、住民に安心を感じてもらいながら、楽しんで参加のできるポイントラリーを開催することで、外に出て・誰かと出会い・誰かを助け・誰かと何かを始めるなど、外出するきっかけとなる施策を展開し、地域の健康寿命の延伸とコミュニティづくりを訴求していく。

ポイントラリー概要

「めざせ元気シニア せたがやデジタルポイントラリー」の参加対象者は、世田谷区内在住の65歳以上の人で、区が実施するアンケート調査に協力できる人。2025年3月31日までに65歳を迎える人も対象となる。参加費は無料で、通信料は自身の負担となる。

参加の申し込み期間は9月2日(月)〜2025年2月28日(金)の期間で、実施期間は10月1日(火)〜2025年3月21日(金)の期間。定員は4,200名程度で、先着順のため、申し込みは定員になり次第終了となる。申し込みは、専用フォームにて受付中だ。

使用するアプリは、ジョージ・アンド・ショーンが持つ、高齢者に優しいアプリケーションの設計・デザイン・コミュニケーションの要素や知見を活用し実装している。


スプラッシュ画面は、アプリケーションが読み込まれている間に画面に表示され、登録画面は、IDやパスワードなどの情報入力は必要なく、ログインなどの操作なしで登録できる。ポイント画面は、世田谷区内にスポットが約280箇所用意されていることから、気軽に参加できる。