アナ・デ・アルマス(Denis Makarenko / Shutterstock.com)アナ・デ・アルマス(Denis Makarenko / Shutterstock.com)

アナ・デ・アルマスが、ロン・ハワード監督の最新映画『Eden(原題)』への参加について語った。

結婚式出席中に電話し続けることになったアナ

9月7日、トロント国際映画祭でロン・ハワード監督(『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』)の最新映画『Eden(原題)』のプレミア上映が行われた。同作のQ&Aセッションには出演俳優アナ・デ・アルマス(『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』『ブロンド』)が登場した。アナは今作の出演に関する電話を、誰かの結婚式に出席している最中に行ったそうだ。

アナは、『Eden』の脚本を読んだアナが今作への参加意思をハワード監督に伝えたのは、なんと結婚式に出席中であったという。「私はロンと電話していたから、結婚するふたりを全然見られなかったよ」と振り返ったアナは、「あなた『声が聞こえないよ』って言ったよね、覚えてる?」とハワード監督に尋ねていた。

彼女がサバイバルスリラー映画『Eden』にひかれた理由は「実話に基づいている」からだそう。今作が描くのは、20世紀初頭に無人島のガラパゴス諸島フロレアナに住んでいたドイツ人夫婦の平和な生活が、ほかのヨーロッパ人移住者が現れたことで崩れていく様子だという。夫婦を演じるのはジュード・ロウとヴァネッサ・カービーだ。

「ひどい」キャラクターになりきったアナ

アナは、エロイーズ・ボスケ・ド・ワグナー・ヴェアホーンという、自称男爵夫人の女性を演じる。彼女はカップルを連れてフロレアナ島にやってきて、高級ホテルを建設する計画を立てる役のようだ。映画のストーリーやテーマについて、アナはQ&Aで「なんてクレイジーで、それでいて現代にも共感できる話だろう、と驚いたよ」とその奇抜ながら感情移入できる作風を語っていた。

彼女は、自分が演じるキャラクターについてハワード監督と率直に話し合い、ともにキャラクターを作り上げたと振り返る。「男爵夫人について話し合って、私が感じたことや、すでに想像していたことをロンに伝えたの。初日からすばらしいコミュニケーションが取れて、『これで私のキャリアが終わるとしても、楽しそうだからやってみよう』と思ったんだ」と当時の決意を明かすアナだった。